「転勤廃止」の波が来ている!共働き転勤族が知っておきたい2026年の転勤事情と賢い対処法

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「転勤、またですか……」そのため息、もう限界じゃないですか?

突然の転勤辞令。慣れ親しんだ土地を離れ、子どもの学校や保育園を探し直し、パートナーの仕事はどうするか……。転勤族ならではのリアルな悩みは、今も昔も変わりません。でも、社会は確実に変わり始めています。

2026年現在、日本では「転勤廃止」「単身赴任ゼロ」を宣言する大企業が続々と登場しています。NTTグループ、富士通、AIG損害保険など、かつては「転勤は当たり前」とされていた企業が次々と制度を見直し、リモートワークを基本とした働き方にシフトしているのです。

今回は、そんな激変する転勤事情の最前線をお伝えするとともに、今まさに転勤と向き合っている共働き転勤族の方々へ、具体的な対処法とマインドセットをお届けします。

データで見る「転勤離れ」の実態——半数が転勤ある会社は避けると回答

パーソル総合研究所が発表した「転勤に関する定量調査」では、衝撃的なデータが明らかになりました。就活生・社会人の約半数が「転勤のある会社への応募・入社を回避する」と回答したのです。しかも、転勤の有無は「給与・仕事内容・残業時間よりも大きな影響力」を持つ応募意向の決定要因になっているといいます。

さらに、現在転勤がある会社の総合職のうち、

  • 約2割が「どんな条件でも転勤は受け入れない」
  • 約4割が「不本意な転勤なら会社を辞める」と回答
  • 20〜30代の約10%が実際に転勤を理由に転職を経験

特に若い世代、女性、そして高パフォーマー層で「転勤拒否・離職」の意向が高く、企業にとって転勤制度はもはや「優秀な人材を手放すリスク」になりつつあります。

転勤族の皆さんにとって、これは大きな変化の兆しです。「転勤が当たり前」という時代が、静かに終わりを迎えようとしているのです。

大企業が次々と「転勤廃止」へ——その背景と具体的な取り組み

では、実際にどんな企業が転勤制度を見直しているのでしょうか。

NTTグループ——「転勤・単身赴任の廃止」を明言

NTTグループは「ワークインライフ」推進の一環として、転勤・単身赴任の廃止を掲げています。全国260拠点以上のサテライトオフィスを整備し、リモートワーク前提の採用・働き方を実現。社員がどこに住んでいても働ける環境づくりを進めています。

富士通グループ——単身赴任者の3割以上が解消

テレワーク率約80%を実現した富士通では、約4,000名いた単身赴任者のうち、すでに33%(約1,300名)が解消または試行中とのこと。「出社しなければできない仕事」を徹底的に減らすことで、家族と一緒に暮らせる働き方を実現しています。

AIG損害保険——「モバイル社員」「ノンモバイル社員」を選べる制度

「Work @ Homebase」と名付けられた新制度では、社員が希望勤務地域を選択でき、「転居転勤あり(モバイル社員)」と「転居転勤なし(ノンモバイル社員)」を自分で選べます。転勤を一方的に命じる時代から、個人の意思が尊重される時代へと変わりつつあります。

これらの動きの背後には、少子高齢化による人材不足、テレワーク技術の普及、そして共働き世帯の増加という社会的変化があります。企業が「転勤させないと社員が辞める」という現実に直面し始めているのです。

転勤廃止のニュース、毎回複雑な気持ちで読んでるんだよなあ。うちの会社には全然関係ない話だけど、世の中変わってきてるんだな、って。

でも、今の私たち転勤族はどうすればいい?——共働き家庭が直面するリアルな課題

「転勤廃止の動きがあるのはわかった。でも、うちの会社はまだ転勤バリバリある……」

そう感じている方も多いはずです。特に共働き家庭での転勤は、本当に複雑な問題をはらんでいます。

課題①:パートナーの仕事をどうするか

夫(または妻)が転勤になったとき、もう一方のキャリアはどうなるのか。これは多くの共働き転勤族が直面する最大の悩みです。「ついていくと自分の仕事が失われる」「単身赴任にすると家庭が回らない」——どちらを選んでも何かを犠牲にしなければならない感覚は、精神的にも非常に苦しいものです。

最近はリモートワーク可能な職種も増えてきましたが、すべての仕事がリモート対応できるわけではありません。転勤先での再就職、パートへの切り替え、フリーランス転向など、選択肢を事前に整理しておくことが大切です。

課題②:子どもの教育と心のケア

子どもにとって、転校は友人関係のリセットを意味します。方言の違い、文化の違い、慣れ親しんだ習い事の中断……。子どもが「また転校するの?」と泣く姿は、転勤族の親にとって最もつらい場面のひとつではないでしょうか。

一方で、さまざまな地域の文化・人・環境に触れることで、適応力や多様性への理解が育まれるという側面もあります。転勤という経験を「子どもへのダメージ」と捉えるのではなく、「人生の幅を広げる体験」として意味づけできると、親子ともに気持ちが楽になることもあります。

課題③:引越し費用と二重生活のコスト

転勤のたびにかかる引越し費用は、家計に大きな負担をかけます。会社が費用を負担してくれる場合でも、細かな出費は自己負担になることも。また単身赴任の場合は、2拠点の生活費・光熱費・家賃が二重にかかり、家計を圧迫します。

引越し費用を少しでも抑えるために、複数の引越し会社に見積もりを取ることが非常に重要です。一括見積もりサービスを使えば、簡単に複数社を比較できます。

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子どもが寝た後の夜、二人でテーブル挟んで話し合うやつ。あの重い空気、わかりすぎてつらい。でもこの話し合いが夫婦をつくるんだよね。

転勤族が今すぐできる「賢い立ち回り方」5つ

①会社の転勤制度を正確に把握する

自社の転勤ルールを改めて確認しましょう。「転勤を断れる条件はあるか」「勤務地限定社員への変更は可能か」「単身赴任手当の内容は」など、人事規程を確認したり、人事部に相談したりすることで、知らなかった選択肢が見つかることがあります。

②転勤先の住まい探しは早めに動く

転勤が決まったら、住まい探しは一刻も早くスタートするのが鉄則です。転勤先の相場観、学区、保育園・幼稚園の状況、スーパーや病院へのアクセスなど、オンラインでも多くの情報を集められます。

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③パートナーとのキャリア戦略を定期的に話し合う

「今回は私がついていく、次は単身赴任」「この転勤を機にリモートワーク可能な仕事に転職する」など、夫婦で長期的なキャリア戦略を共有しておくことが重要です。お互いの犠牲を最小化するためには、都度の話し合いだけでなく、定期的な「キャリア会議」を設けることをおすすめします。

④転職・就活市場での「転勤なし」求人を把握しておく

「いつか転勤のない会社に移りたい」と思っているなら、今のうちから転職市場の情報を収集しておきましょう。転勤廃止の動きは広がっており、勤務地限定職、フルリモート求人なども増えています。転職は「今すぐ」でなくても、情報収集だけしておくことに損はありません。

⑤転勤族コミュニティに入る

転勤族ならではの悩みを共有できるコミュニティは、精神的な支えになります。SNSや地域のサークル、転妻(転勤族の妻)のオンラインコミュニティなどを活用して、「同じ境遇の仲間」とつながることで、孤独感が薄らぎます。転勤先の新しい人間関係が、やがてかけがえのない財産になることもあります。

「転勤族をやめる」という選択肢も——自分らしい働き方を考えよう

転勤族であることに疲れ果て、「もう転勤のない会社に転職したい」と感じている方も少なくないはずです。実際、地元企業に転職して、初めてゆっくり根を張った生活を手に入れた人の話も多く聞かれます。

転勤族をやめることは「負け」でも「逃げ」でもありません。自分と家族にとって、どんな働き方が一番幸せか——それを真剣に問い直すことは、とても勇気のある選択です。

転勤廃止の波は、ゆっくりではありますが確実に広がっています。あなたの会社や業界にもいつかその波が来るかもしれない。その日まで、できる限り賢く、しなやかに、転勤族ライフを送っていきましょう。

まとめ

  • 就活生・社会人の約半数が転勤のある会社を避けており、転勤制度は採用・定着に大きな影響を与えている
  • NTT・富士通・AIGなど大企業が「転勤廃止」「単身赴任ゼロ」へと動いており、転勤制度の見直しが加速している
  • 共働き転勤族の課題は「パートナーのキャリア」「子どもの教育」「引越しコスト」の3つが中心
  • 転勤族として賢く立ち回るには、制度の把握・早めの住まい探し・夫婦のキャリア戦略・コミュニティ活用が鍵
  • 「転勤族をやめる」選択肢も、自分と家族の幸せを優先する大切な決断のひとつ

転勤族の皆さんが、少しでも気持ちを楽に、そして前向きに毎日を過ごせるよう、これからもこのブログで情報をお届けしていきます。

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