転校が決まると、手続きや引越し準備に追われて後回しになりがちなのが「お別れの挨拶とプレゼント」です。でも、きちんとお別れができたかどうかは、子どもが前の学校に気持ちの区切りをつけ、新しい学校で前を向けるかに意外なほど影響します。
この記事では、挨拶のタイミングと相手別のマナー、お別れの言葉の例文、プレゼントの相場とおすすめをまとめます。
挨拶はいつ・誰にする?全体スケジュール

- 転校が決まったら早めに:担任へ報告(学校の手続きが動き出します。詳細は転校の手続きガイド)
- 最終登校日の1〜2週間前:仲の良い友達・その保護者へ子ども自身と親から伝える
- 最終登校日:クラスでのお別れの挨拶、友達へのプチギフト
- 最終登校日前後:担任・お世話になった先生へお礼
クラス全体への発表のタイミングは担任の先生の方針もあるので、「クラスにはいつ伝えますか?」と先に相談しておくとスムーズです。
クラスでのお別れの挨拶:例文とコツ

長く話す必要はありません。「感謝+思い出+前向きな締め」の30秒で十分です。事前に一度だけ家で練習しておくと、本番で泣いても言葉が出てきます。
低学年向け・シンプル例文
「◯月に△△(転居先)に引っ越します。みんなと遊んで楽しかったです。ありがとうございました。」
中・高学年向け例文
「父の仕事の都合で、◯月に△△へ引っ越すことになりました。このクラスでは運動会のリレーがいちばんの思い出です。みんなと過ごせて本当に楽しかったです。△△に行ってもがんばるので、みんなも元気でいてください。ありがとうございました。」
ポイントは、悲しい話で終わらせず「向こうでもがんばる」で締めること。送り出す側も気持ちよく「がんばれ!」と言えます。
友達へのお別れプレゼント:相場は1人100〜300円
クラス全員に配る場合の相場は1人あたり100〜300円、クラス全体で3,000〜8,000円程度です。高価なものはかえって相手の負担になるので、プチギフトで十分です。
- 定番:鉛筆・消しゴムなどの文房具セット+ひとことメッセージカード
- 女の子に人気:小さなヘアゴム、シール、ミニレターセット
- 男の子に人気:キャラクター鉛筆、ミニカー系の消しゴム
- 仲良しの数人だけに:写真+手紙、おそろいのキーホルダー(500〜1,000円)
※学校によっては「物のやりとり禁止」のルールがあります。配る前に必ず担任に確認してください。これが一番大事な注意点です。
先生へのお礼:品物より「言葉」が喜ばれる

公立学校の先生は、立場上高価な品物を受け取れないことが多いです。おすすめは子どもが書いた手紙+保護者からのお礼の言葉。形に残したい場合も、菓子折り程度(1,000〜2,000円)にとどめるのが無難です。
保護者同士の挨拶:LINEグループはどうする?
登校班・PTA・仲の良かった保護者には、最終登校日までに直接またはメッセージで一言挨拶を。クラスのLINEグループは、挨拶を送ったあと引越し後に静かに退会するのが一般的です。仲の良い人とは個別につながっておけば十分です。
「お別れ」は新しい学校への助走になる
きちんとお別れの儀式をした子は、「前の学校との関係が終わった」のではなく「持って行ける思い出になった」と感じられます。これが新しい学校での友達作りに向かうエネルギーになります。忙しい時期ですが、お別れの時間はぜひ大切にしてください。
保護者向け:挨拶のLINE文例
クラスや登校班のグループへ送る挨拶は、長文にせず「報告+感謝+締め」の3行構成が読みやすいです。
【クラスのグループLINE向け】
「私事で恐縮ですが、夫の転勤に伴い◯月◯日に△△へ引っ越すことになりました。短い間でしたが、皆さまには親子ともども大変お世話になりました。ご挨拶が行き届かず申し訳ありませんが、皆さまどうぞお元気で。今までありがとうございました。」
【仲の良い保護者への個別メッセージ向け】
「◯◯ちゃんと仲良くしてもらえて、うちの子は本当に救われていました。落ち着いたら連絡するね。今度の長期休みにぜひ遊びに来てください!」
個別メッセージは、送る相手にだけ引越し先や新しい連絡先を添える形にすると、グループ全体への公開を避けられます。
よくある質問
Q. 転校の挨拶でクラスに手紙やお菓子は配ってもいい?
A. 学校のルール次第です。特に食べ物はアレルギーの問題で禁止の学校が多いため、配るなら文房具+カードが無難。いずれも事前に担任へ確認を。
Q. 挨拶が苦手な子です。無理にさせるべき?
A. 無理は禁物です。担任に相談すれば「先生からの紹介+一言だけ」「帰りの会で拍手だけ」など、負担の少ない形にしてもらえます。手紙を代読してもらう方法もあります。
Q. 転校先(新しい学校)での自己紹介はどうすれば?
A. 「名前+前にいた土地+好きなこと」の30秒で十分です。詳しい練習方法は友達作りの記事で紹介しています。
まとめ

- 挨拶の段取りは担任への相談から。クラスへの発表時期も先生と決める
- お別れの言葉は「感謝+思い出+前向きな締め」の30秒
- プレゼントは1人100〜300円のプチギフト。配布前に学校ルールの確認を必ず
- きちんとしたお別れが、新しい学校への一歩になる

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