「転勤がなければ、もっと早く結婚できていたかも…」そんな思いを抱えている転勤族の方も多いのではないでしょうか。東京商工会議所が実施した460人を対象とした最新調査で、転勤族が直面する「結婚と転勤」の厳しいリアルが明らかになりました。
調査で判明!転勤があると「婚活が難しくなる」と感じる人が過半数
調査によれば、転勤がある人の51.87%が「婚活が難しくなる」と回答しました。特に注目すべきは年収別のデータで、独身男性全体では20.0%が転勤を結婚のハードルと感じているのに対し、年収700万円以上の男性では27.1%にも上ることがわかりました。
大手メーカーに勤務する40歳の大輔さん(仮名)は、「転勤で転々とした生活が結婚の時期を逃させた」と語ります。年収約1000万円という恵まれた条件でありながら、転勤によって人生設計が狂わされてしまったという悩みは、決して他人事ではないでしょう。

転勤のたびに人間関係がリセットされる転勤族のやるせなさは感じますね。
共働き時代に「時代遅れ」の転勤制度―転勤族が直面する具体的な悩み

現在、日本では共働き世帯が全世帯の70.1%を占めています。そんな時代にもかかわらず、企業の46.2%が転勤制度を維持しており、従業員500人以上の大企業では実に77.7%が転勤制度を設けています。
転勤族が結婚・家族生活において抱える主な悩みは以下の通りです:
- パートナーの仕事問題:配偶者が転勤についてくる場合、仕事を辞めなければならないケースが年間2万件にも及ぶとされています。
- 子育てへの影響:子どもが転校を繰り返すことによる精神的負担や、学習環境の変化による影響が心配されます。
- 親の介護問題:遠距離での親の介護は、転勤族にとって大きな課題のひとつです。
- 単身赴任の孤独:家族と離れた単身赴任生活は、精神的にも肉体的にも消耗します。
実際に、転勤を理由とした退職経験率は9%に達しており、「転勤が多い企業は避ける」と考える就活生も増加しています。転勤制度が企業の人材確保にも悪影響を及ぼし始めているのです。

「一緒にいたいのに、一緒にいられない」転勤族の切ない日常があります。
変わりつつある転勤事情―今、転勤族ができる対処法

一方で、転勤・単身赴任を取り巻く状況は少しずつ変わりつつあります。NTTグループをはじめ、テレワークを活用した「転勤廃止」を宣言する企業も登場しています。また、従業員が転勤の可否を選択できる制度や、勤務地域を指定できる制度を導入する企業も増えてきました。
転勤族の方に向けた具体的なアドバイスをいくつかご紹介します:
- 転勤制度を事前に確認する:就職・転職の際に、会社の転勤制度や配慮の有無をしっかり確認しましょう。「転勤なし」「地域限定」などの雇用形態を選ぶことも選択肢のひとつです。
- パートナーとのオープンな話し合い:交際・結婚前に、転勤の可能性と互いの働き方についてしっかり話し合うことが重要です。
- リモートワーク活用で選択肢を広げる:転勤先でもリモートワークができる職種や働き方を模索することで、パートナーのキャリアを守ることができます。
- 転勤の意思を会社に伝える:家庭の事情がある場合は、上司や人事に転勤への希望・懸念を正直に伝えることが大切です。最近は家庭の事情を考慮してくれる企業も増えています。
転勤族として生きていくことは確かに大変です。でも、制度や社会は少しずつ変わっています。転勤の悩みを一人で抱え込まず、パートナーや会社と積極的にコミュニケーションを取ることが、豊かな転勤ライフへの第一歩ではないでしょうか。
このブログでは、転勤族が直面するリアルな悩みや体験談を発信し続けます。ぜひ、あなたの転勤エピソードもコメント欄でシェアしてくださいね。


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